告白
一部立ち読み
あらすじ
終業式のHR。
我が子を自分が勤務する学校で、事故によって亡くした女性教師。
その女性教師が、衝撃の事実を語りだす。
ミステリーのカテゴライズされているのに、謎解きの要素は全く無い。
カテゴリ的には、ホラーと言った方が正しいだろう。
そういう訳だから、内容は怖い。
何が怖いって、狂っている登場人物の多さ。
「健常者だと思われた奴が、実はやっぱり狂ってた」
という流れを見た途端、思わず笑ってしまったくらいだ。
しかし、面白かった。
次々に明かされる真実に、鬼気迫る物すら感じた。
この怖さを形容出来ない、語彙力が悔しいが、
足りない語彙力で表せば、「陰湿な恐怖」と言えるかな。
不満はボリュームと、ラブレターから最後のどんでん返しに行くまでが、ちょっと短すぎる事。
それを差し引いても、面白い。
この面白さは伏線の張り方の、上手さからかな。
ただ救いようが無い話なので、そういう話が苦手な人にはお勧めできない。