平等ゲーム


あらすじ
瀬戸内海に浮かぶ「鷹の島」。そこでは1600人が、全員平等。
この島は全てを抽選で決め、仕事は4年に1度の抽選で割り当てられる。
学校の成績もスポーツですらも勝ち負けもなく、すべてが平等。
勿論住むのにも、食べるのにも、娯楽にも困らない。
しかし人口は、1600人程と決まっている。欠員が出ると、補充する。
その欠員募集を希望した人に、抽選で島に移住する権利が与えられる。
その抽選に当たった人に、島の詳しい説明をする仕事がある。
芦田耕太郎は、そんな仕事に就いていた。
その仕事を通じて、耕太郎は成長していく。
島に移住する事を迷ったり、断られたりする人すら居た。
本当にここは、理想郷なのか?
そして耕太郎は、どんな決断をするのか?


凄い面白い訳ではない。だがなかなか考えさせられる一作。
平等、幸せ、競争、正義、悪、人間……。
平等とは、何なのか?本当に平等を、実現するべきなのか?


考えさせられる、というだけでお勧めはできないけれど。
面白くなりそうなところはあるのになぁ。
もう少し一人一人の人物の登場を、多くするとかすれば良かったか。
横山礼子とかもう少し出すか、完全に出さないかどっちかで良かったと思う。